平成常陸風土記

つくば、八郷。かけがえの無い日々を綴ります。

水が出た

私たちの土地は、とにかく田舎なので、隣の家まで来ている水道をこちらまで引くと、300万くらいかかるとの試算が出ていました。これでは予算オーバーなので、井戸を掘ることになっていましたが、試し掘りをしたところ、つくば石がごろごろ出てきて、頓挫をしていました。

そこに重機を動かせるお隣さんが登場し、「絶対に出るから」と言って、7メートルほどの穴を本気で掘ってくれることに。すると、なみなみとした水が、二日目の朝に湧いてきました。一家庭ではとても使いきれないような水量。下からふつふつを湧いてくるのが見えます。事前に、白滝神社にお参りをしていたのが効いたのでしょうか。

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この辺の人は、台所の水は井戸水を使っている人が多く、フィルターもかけていないとか。検査に持って行った人によれば、「バッチリ」の水質だそう。これは本当に楽しみ。夏は涼しく、冬は暖かい井戸水。浅井戸なので、水も軟らかいでしょう。

家族三人で、夕暮れの山麓を散歩。すると、山肌に夕日が照り映えて、まさに紫峰に。息をのむ美しさ。なぜ古来よりこの山が神そのものとされてきたのか、納得しました。険しさはなく、とても暖かい、柔和な筑波山。周りが暗くなっても、いつまでも、いつまでも明るかったです。そのすぐ麓が私たちの住まうところ。